イヤイヤ期がしんどくて、臨床心理士に相談したこと

こんにちは。まるりです。

現在は幼稚園に通い、落ち着いてきた息子ですが、未就園児時代のイヤイヤ期はすさまじいものがありました。

イヤイヤ期という名の試練

二歳の誕生日の少し前から、性格が激変し、自己主張が激しく、かつ終始不機嫌になりました。

息子は言葉の発達が早い方ではなく、この時点では本当に簡単な事しか伝えられませんでした。ぐずっている理由を親が分からず、しばしば手のつけられないカンシャクに発展していました。

それまでは、元気ではあるものの、比較的手のかからない子だったので、その変わりぶりは衝撃的でした。

特に辛かった事は、道路や踏切に飛び出すといった命の危険をダイレクトに感じるような事が大好きで、何度言っても止めない事でした。

広い公園からわざわざ道路に飛び出て、その真ん中で遊んだり、踏切の途中でしゃがみ込んだりと、いま思い出しても本当に肝が冷えます。

手を繋ぐのも大嫌いで、身をよじって嫌がっていました。

家の中でも、「散らかす」という事に最も面白みを感じていたのか、とにかく手当り次第にあらゆるものをひっくり返し、中身を床にばらまいていました。

家の中は毎日、散らかされたおもちゃ等で踏み場もないほどで、疲労困憊のなか、荒れた部屋にいるのは、とてつもないストレスでした。

家の中にいられず、本人が外遊びが好きな事もあり、一日に5時間ほど外遊びをさせていましたが、それでも家に帰りたがらず、無理に帰っても、家の中で大暴れされるという毎日。

このときは出口が見えず、本当に、筆舌に尽くせないほど辛い時期でした。

疲れ果てているなか、近くの幼稚園で未就園児の保護者向けに、臨床心理士の先生による子どもの自立をテーマにした講義がありました。

その先生は、40代後半くらいのパワーのある女性で、ご自身も二児の育児中とのことでした。客観的な統計や研究に基づいた理論で、子どもを自立へと導く育児を分かりやすく教えてもらえました。とても参考になり、元気をもらえるような講義でした。

その先生が、市が設けている無料相談を担当していると知り、すがるような思いで予約することにしました。

市が設ける、心の相談室へ

当時の私の落ち込みようは深刻だったので、心配した旦那も会社を早退し、親子三人で行ってきました。

優しい笑顔で迎えてくれた先生に、

「5時間外遊びをさせていますが、それでも有り余るパワーをどうしたら・・・」と

現状を訴えました。

すると、先生からまさかの言葉が。

「5時間!?そこまで頑張っているお母さんはなかなかいない!本当によく育児してらっしゃる!」

この時の私は、育児を丸ごと肯定してもらえて、嬉しくて泣きそうになりました。

育児をしていて、(夫は労わってくれるけれど)他人には迷惑をかけて謝ることばかり、こんな風に言ってもらえる事は初めてでした。

このやり方で良いのか、悩んでばかり。

殺風景な会議室でさえ縦横無尽に遊びまわる息子をじっと見た先生は、

「限られたスペースの中でも、これだけの遊びを見つけている。素晴らしい。お母さんも、子どもの好きなおやつやおもちゃを持参して、対策もばっちりです。

調べて、この場に来るという行動力が、本当に花丸です」

とも言ってくれました。

そして、たくさん有用なアドバイスをもらえました。

臨床心理士による「自立のための育児」

「社会の助けを借りましょう」

例として、園庭解放を薦められました。公立の保育園には柵があり、扉も、子どもはちょっとやそっとでは開けられない。完全に好きにさせる訳にはいかないが、道路にすぐ出られる公園よりは、子どもを見ることが楽とのこと。

「自分の足で歩かせる事も大切」

車や自転車で連れて行くのが便利だけれど、時には迷子紐付きのリュックなどで対策し、自分の足で歩かせるように。

「子供に選択肢を与える環境づくりを」

安全を確保した中で、色んな遊びの中から自分で選ばせるようにする。

「現代の育児は、異様で異常」

長い歴史の中で、母親が一人で育児をするようになったのは、この数十年だけだそうです。

それまでは、母親は貴重な労働力として家事や農作業などに忙しく、育児は祖父母など家族で協力してやっていたのだそう。

実際に、全世界で女性の平均寿命が長いのは、孫の世話をするためだという事が遺伝子学的に証明されつつあるのだとか。

「理解できる単語数はその歳の数だけ」

二歳なら、二語しか分からなくて当たり前。

例えば、危ないからダメ、汚いからダメ、など。

「料理のメニューなんて毎週同じでいい」

育児が大変なときは、家事はおおらかで良い。毎週同じメニューで食べている家族を知っているが、みんなで作れるメニューにしたりして幸せそう。

「男の子と女の子の脳の発達の仕方は違う」

言語理解など、統計として明らかに異なる。男の子は、とても可愛いサルを育てているような感覚。ヒトになるのは、中学校を卒業する頃だと思った方がいい。その頃に急成長する。

「二歳でプライドはエベレスト」

驚いたことに、こんなに何も分かっていないようで、自尊心は天より高いそうです。

「抱っこはかけがえのない財産」

抱きしめる事は、子どもが親にかけがえのない財産を与えているようなもの。

「母親は子どもにとって聖子ちゃんを超えるスーパースター」

素直に表現する子もいれば、そうでない子もいるが、実は子どもにとって親はとてつもなく大好きな存在!

相談後

健やかに育っていると太鼓判を押してくれた先生を信じて、その後のイヤイヤ期を乗り切ったようなものです。

園庭解放を利用したり、大変だけど積極的に電車でも遠出したりと、相変わらず、体力的にしんどい事に変わりはありませんでした。

しかし「このやり方で良いんだ」と思うと、それまでよりも精神的にはかなり楽になりました。

もし、同じようにイヤイヤ期に悩んでいるお母さんがいたら、ぜひ、行政や幼稚園などの、抗議でも相談でも、手当り次第に出かけて欲しいと思います。

他人の意見を聞くことで、かえって腹立たしくなったり、意味が無いと感じる事も有るでしょうが、何らかの発見があるかもしれません。

この春から息子が幼稚園に通い始めたことで、かなりパワーを発散して来てくれるので、格段に楽になりました。

やっと会話が上手くなり(たどたどしいですが)、彼の考えていることも分かるようになってきました。

二歳の一年間は、育児として大きな試練でした。

育児中のあらゆる方も、無事にその時期が過ぎてくれるようにと、心から思います・・・!
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